太陽光発電と蓄電池の同時設置でいつでも安心！導入のポイントは？
太陽光発電と蓄電池を同時に導入することで、電気代削減や災害時の停電対策が可能になります。
蓄電池は日中に発電した電力を保存し、夜間や非常時など必要なタイミングで使用できるのが最大の魅力です。
初期費用は確かに大きくなりがちですが、長い目で見れば家計にも環境にもプラスになる投資といえます。加えて、自治体の補助金制度や、太陽光発電と蓄電池をまとめて導入することで設置費用を抑えられるケースも増えています。
本記事では、太陽光発電の仕組みや蓄電池の役割、そして同時設置するメリット・注意すべきポイントを詳しく解説していきます。
目次
太陽光発電の仕組みと蓄電池の役割
引用元：フォトAC
◇太陽光発電の仕組み
太陽光発電は、太陽の光エネルギーを直接電気エネルギーに変換する仕組みです。
屋根や地上に設置したソーラーパネル（太陽電池モジュール）に太陽光が当たると、
N型とP型という異なる性質の半導体が反応し、直流（DC）の電気が発生します。
しかし、私たちの家庭で使われる電気は交流（AC）です。そのため、ソーラーパネルで発生した直流の電気をパワーコンディショナ（パワコン）という装置で交流に変換し、家庭内の家電へと供給します。余った電力は売電することも可能ですが、その際にもパワコンの制御が必要です。
◇蓄電池の役割
引用元：フォトAC
太陽光発電では基本的に「発電した電気をその場で消費」もしくは「余った電気を売電」する仕組みですが、蓄えるという機能はありません。そこで役立つのが、電力を貯めて必要なときに放電できる蓄電池です。
- 夜間や天候不良時にも電気を使える
- 電気使用量の多い時間帯でも、蓄えておいた電気を取り出して買電量を抑えられる
- 災害時や停電時にも非常用電源として活躍する
蓄電池による充放電は繰り返し行えるため、太陽光発電を最大限に活用する切り札といえます。
太陽光発電や蓄電池の導入を検討する理由
引用元：フォトAC
◇電気代の値上がり
昨今の燃料価格高騰や地政学的リスクなどの影響で、電気代が一斉に値上がりしています。
加えて、電気代を抑えるために行われていた補助策が終了・縮小していることもあり、
光熱費への負担が増大中です。
こうした情勢の中、太陽光発電で発電した電気を自家消費すれば、
その分買電量を減らして電気代を節約できます。
また、蓄電池を併用することで、さらに電力の無駄を最小化できるため、
電気料金の高騰を和らげる効果が期待できます。
◇災害時の不安
日本は台風や地震など自然災害が多く、長時間停電に陥るリスクが少なくありません。
実際、大規模災害では停電から完全復旧までに数日から数週間かかった事例もあります。
しかし、太陽光発電と蓄電池を同時に導入しておくと、日中の発電だけでなく、夜間や荒天時でも蓄電池に貯めた電力で生活に必要な家電を動かすことができます。
災害時の不安を大きく軽減できる点は、多くの家庭で重視されているポイントです。
太陽光発電と蓄電池を同時設置する利点
◇停電時や夜でも電気を利用できる
引用元：フォトAC
太陽光発電単体の場合、停電時は「一部の専用コンセントのみ」から発電した電気を使える程度で、夜間や日中でも天気次第では十分な電力が確保できないこともあります。
一方、蓄電池を併用していると、特定負荷型ならあらかじめ配線した回路（冷蔵庫や照明、コンセントなど）を動かせますし、全負荷型ならすべての回路・機器をバックアップできます。
- 昼間：太陽光発電で発電しながら、余った分を蓄電池に充電
- 夜間・停電時：蓄電池の電力を使って家電を動かす
このように、日常の生活を維持しつつ災害に備えられるのが最大の利点です。
◇電気代の削減効果が増す
太陽光発電は、自家消費すれば電気代を直接削減でき、余剰分は売電収入となります。
しかし、夜間や発電量の少ない時間帯には買電が必要でした。
蓄電池を併用すれば、昼間の余剰電力を貯めて夜間に放電し、買電量を大幅に削減できます。
さらに電気料金プランが時間帯別料金であれば、深夜電力が安い時間帯に蓄電池を充電し、
電気代が高い日中に放電することで削減効果を高めることも可能です。
◇卒FIT後も長期的な運用に役立つ
住宅用太陽光発電では、固定価格での売電が10年間認められるFIT制度が広く活用されてきました。しかし、固定期間が終了するいわゆる卒FIT後は、売電単価が低下し、売電収入のうまみが減ってしまいます。
そこで、蓄電池を導入して全量自家消費に近い形を取ることが合理的です。売電単価が下がっても、自宅で使う電力をほぼ太陽光と蓄電池でまかなえれば、電力会社への支払いを減らせます。卒FIT前から蓄電池を導入しておけば、切り替えもスムーズに行えます。
◇経済的な利点が大きい
工事費をまとめて抑えやすい
太陽光発電と蓄電池を同時に導入すると、工事の日程をまとめやすく、人件費や運搬費を節約できます。
◇補助金制度の利用
自治体によっては、太陽光発電と蓄電池をセット導入する場合に補助金の増額があることも。初期費用が下がり、導入しやすくなります。
太陽光発電と蓄電池を同時設置する場合のポイント
引用元：フォトAC
太陽光発電と蓄電池の同時導入には初期費用が高額ですが、長期的には経済的な利点が多く、メンテナンスや設置スペースの確保も重要なポイントです。
◇初期費用
太陽光発電（5kW程度）なら100万～150万円が一般的な目安、9kWの大容量なら200万円以上かかることもあります。蓄電池は容量5～7kWhで90万～160万円ほどが目安です。両方を同時導入すると300万円以上になるケースも珍しくありません。
- 補助金の活用やPPAモデル（第三者所有）なども検討し、資金計画を立てましょう。
◇メンテナンス費用
太陽光発電：20～30年程度の寿命を想定し、FIT法に基づく定期点検が義務化されています。パワーコンディショナは10～15年程度で交換が必要になる場合が多いです。
蓄電池：10年を過ぎると充電容量が低下し、交換時期の目安となります。交換費用や部品のメンテナンス費用も事前に把握しておきましょう。
◇設置スペース
引用元：フォトAC
太陽光発電：主に屋根やカーポートの屋根に設置。
蓄電池：屋内型ならエアコン室外機ほどのサイズ、屋外設置型では大容量ほど大きくなるため、基礎工事や設置環境（湿度や直射日光等）の検討が必要です。
◇蓄電池の選定
容量の過不足
太陽光発電の規模（kW）や家庭の消費電力、停電時にどの程度まで賄いたいかなどを考慮して容量を選ぶ必要があります。蓄電容量が小さすぎると足りなくなる一方、大きすぎると費用がかさんでしまいます。
単機能型 or ハイブリッド型
既存のパワコンが残せる「単機能型」か、太陽光発電と蓄電池を1台のパワコンで制御できる「ハイブリッド型」かで、費用や変換ロスなどに違いがあります。
信頼できる施工会社を選ぶコツ
引用元：フォトAC
太陽光発電と蓄電池は高額かつ長期利用する設備だからこそ、信頼できる施工会社選びが欠かせません。ここでは、特に岐阜県での設置を考える方に向けて、施工会社選びのポイントとおすすめ企業をご紹介します。
(1) 複数社の見積もりを比較
最低でも3社ほどから見積もりを取得し、価格面だけでなく保証内容やアフターサポートも含めて比較検討することが大切です。いずれか一社のみの見積もりだと、相場観をつかみにくく判断を誤る可能性があります。
(2) 補助金申請やメンテナンスサポートの有無
自治体の補助金申請には、書類提出など手間のかかる手続きが必要です。こうした申請業務を代行サポートしてくれる施工会社だと、スムーズに進められます。
さらに、導入後の定期点検やトラブル時の駆けつけ対応など、アフターサービスが充実しているかどうかを必ず確認しましょう。
(3) 地元・岐阜県での施工実績を確認
地元での施工実績が豊富な会社は、地域特有の気候・風土を踏まえた最適な提案が可能です。屋根形状や設置面積、大雪や台風に備えた施工ノウハウなど、地域密着ならではの強みがあります。口コミや施工事例をしっかりチェックしましょう。
安田建設
公共工事や建築事業で培った経験を活かし、確かな施工技術と誠実な接客対応が評判の会社です。太陽光発電を設置してから半年後の無料点検を行い、ドローンを活用した赤外線点検で問題箇所をいち早く発見。
「メンテナンスがしっかりしているところがいい」「相談しやすい地元企業を選びたい」という方にぴったりです。
取り扱いメーカー
Panasonic / 東芝 / 長州産業 / 住友電工 / SHARP / Qセルズ / Canadian Solar / SUNTECH / SOLARFRONTIER / 京セラ / LONGi など
| 会社名 | 安田建設株式会社 |
| 所在地 | 岐阜県加茂郡白川町上佐見131番地 |
| 電話番号 | 0574-76-2046 |
| 公式HP | https://yasudakensetsu-drone.com/ |
安田建設の魅力ポイント
- 公共工事実績からくる高い施工スキル
多様な現場を経験しているため、難しい屋根形状や大規模工事にも柔軟に対応が可能。 - 丁寧な仕事・接客
お客様の立場に立ち、わかりやすい説明と迅速な対応が好評。見積り段階から安心して任せられます。 - ドローン点検を活用したメンテナンス
設置後半年で無料点検し、汚れや異常を早期に発見できるため、発電ロスやトラブルを未然に防ぎやすいです。
＜安田建設の施工事例や製品情報を詳しく知りたい方はこちら＞
ELJソーラーコーポレーション
全国トップクラスの販売・施工実績を誇り、多彩なメーカーに対応している大手ソーラー会社です。発電シミュレーションの精度が高く、最適なパネル容量や電気代削減効果を丁寧に提案してくれます。さらに、専属スタッフによるアフターフォロー体制も万全なので、初心者にも安心です。
取り扱いメーカー・製品
- 太陽光発電設備：国内・国外メーカー多数
- 蓄電池：TOYOTA「おうち給電システム」ほか各種
| 会社名 | ELJソーラーコーポレーション株式会社 |
| 所在地 | 愛知県名古屋市名東区姫若町3-2 KTCビル5階 |
| 電話番号 | 0120-917-751 |
| 公式HP | https://www.elj-solar.co.jp/ |
エネファント
Panasonic太陽光パネルの販売部門で東海地区No.1の実績を持ち、メーカー保証も手厚い会社。
提案から施工、そしてアフターサポートまですべて自社で完結するため、連携がスムーズ。蓄電池も家庭用から産業用まで幅広く取り扱いがあるので、ライフスタイルや予算に応じて柔軟に選べます。
取り扱いメーカー
Panasonic / Canadian Solar / Qセルズ / 長州産業 / SHARP / XSOL / Next Energy / SOLAR FRONTIER / 京セラ / DMM エナジー など
| 会社名 | 株式会社エネファント |
| 所在地 | 岐阜県多治見市下沢町3丁目35-1 |
| 電話番号 | 0572-26-9336 |
| 公式HP | https://enephant.co.jp/ |
まとめ
太陽光発電と蓄電池を同時に導入することで、
- 電気代の大幅な削減
- 災害時の停電対策
- 長期的な経済メリット（卒FIT後の自家消費）
など、多くの利点が得られます。一方で、初期費用やメンテナンス費の把握、設置スペースの確保、そして最適な蓄電池の選定など、事前にしっかりとした計画と検討が必要です。
特に初期費用がネックになる場合は、自治体補助金の情報収集や一括見積もりで複数の施工会社を比較する、あるいはPPAモデルを検討するなど、さまざまな手段でコストを抑えることも可能です。
電力料金の高騰や災害リスクが高まる昨今、「いつでも使える電気を確保できる安心感」は大きな価値となっています。ぜひご家庭のライフスタイルや予算に合わせて、太陽光発電と蓄電池の同時設置をご検討ください。
