家庭用蓄電池の設置費用相場を紹介!設置の流れとは?

家庭用蓄電池の設置費用は、販売方法や販売店によって異なり、メーカー直販やインターネット販売は安価で購入できる一方、地元の販売店や工務店を通じた購入は高めになる傾向があります。
設置費用は「購入費用」と「工事費用」に分かれ、購入費用は蓄電池本体の価格、工事費用は設置場所の工事内容によって異なり、追加工事や太陽光発電システムとの連携に関する工事も含まれます。
目次
太陽光発電の設置費用相場

経済産業省のデータによれば、2024年の太陽光発電の設置費用は、1kW当たり26.1万円でした。家庭用の太陽光パネルは3~5kW程度ですので、実際にかかる費用は78.1~130.5万円程度と考えられます。
太陽光発電の設置費用は、2013年の1kW当たり40万円から2024年に至るまで、減少を続けています。今後も技術の進歩などにより、緩やかに下がり続ける可能性が高いでしょう。
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太陽光発電の設置費用内訳

太陽光パネルの設置費用は、購入費と工事費に大別できます。それぞれの内訳を詳しく見てみましょう。
◇ 購入費用
太陽光発電には、太陽光パネルやパワーコンディショナー、接続箱、架台、発電量モニター、電力量計などが含まれます。
・太陽光パネル
太陽光を電力に変える「太陽電池」を集めてつなげ、パネル状にしたもののことであり、設置費用の約60%を占める最も重要な要素です。1kW当たり14.7万円程度が相場となっており、実際にかかる費用は3~5kWで44.1~73.5万円程度と考えられます。
・パワーコンディショナー
太陽光パネルで作った電気を、家庭内で使える形式に変換するための機器であり、設置費用の約10%を占める要素です。1kW当たり4.2~4.7万円程度が相場となっており、太陽光パネルに比例して、3~5kWで12.6~23.51万円程度がかかると考えられます。
・接続箱
太陽光パネルで作った電気を、パワーコンディショナーに送る前にまとめる機器であり、1個当たり2~6万円程度が相場です。落雷による故障を避ける避雷素子、電気の流れをチェックする開閉器などの機能が含まれる他、パワーコンディショナーと一体化している製品もあります。
・架台
太陽光パネルが太陽光を効率よく受けられるよう、高さや角度を調節して屋根に取り付けるための台であり、設置費用の約4%を占める要素です。1kW当たり2.1~3万円程度が相場であり、太陽光パネルに比例して、3~5kWで6.3~15万円程度がかかると考えられます。
・発電量モニター
太陽光発電の動作状況や発電量などを、その都度確認できる装置であり、1台当たり6~10万円程度が相場です。太陽光発電が正常に動作しているかはもちろん、発電量の多い時間帯などを簡単に把握できます。
・電力量計
電力会社に売った電気の量、電力会社から買った電気の量を計測する装置であり、1台当たり1~3万円程度が相場です。太陽光発電の導入前から設置されているものは、電力会社に売った電気の量を計測できないため、目的によって新たに1台買い足す必要があります。
◇ 工事費用
太陽光発電を設置するための人件費などであり、設置費用の約25%を占める要素です。1kW当たり7.6万円程度が相場であり、太陽光パネルに比例して、3~5kWで22.8~38万円程度がかかると考えられます。屋根補強や配線、電力会社との接続工事などが含まれ、屋根の構造や工事の方法、足場の有無によって、費用が異なります。
・屋根の構造
太陽光発電の重みに屋根が耐えられないと判断されたときにのみ、屋根補強の工事が入ります。費用は材料や内容によって異なりますが、葺き替えならば1㎡当たり4~6万円程度、塗装ならば1㎡当たり2,000~4,000円程度が相場です。
・工事の方法
太陽光発電を設置するために足場が必要な場合は、足場の設置費用が追加で発生します。新築時の取り付け、外壁・屋根リフォームと同時の取り付けであれば、こうした足場の設置費用は追加されません。
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太陽光発電は家庭用蓄電池とセットがお得

太陽光発電は、太陽光から電力を作れても、それを貯めておく機能がありません。単体では、太陽が出ていない夜間、悪天候時の電力供給ができず、不便が残ってしまいます。
そこでセットでの導入をおすすめしたいのが、家庭用蓄電池です。
家庭用蓄電池があれば、太陽が出ている間に作った電力を貯めておき、夜間や悪天候時、停電時などに利用できます。
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家庭用蓄電池の設置費用相場

家庭用蓄電池の設置費用相場は、ここ数年で大きく変動しています。
経済産業省のデータによると、2022年度における家庭用蓄電システムの価格は、工事費を除いて11.7万円/kWhとなっており、これは2019年度と比較して2.3万円/kWhの低下を示しています。
家庭用蓄電システムの価格低下は、技術の進歩や市場の競争が影響していると考えられます。
しかし、経済産業省のデータには工事費が含まれていない点に注意が必要です。実際に蓄電池を設置する際には、システム価格に加えて工事費がかかるため、総費用はさらに増加することが一般的です。
また、家庭用蓄電システムの価格は、販売方法や販売店によっても大きく異なります。
例えば、メーカー直販やインターネット販売では中間マージンが削減されるため、比較的安価に購入が可能です。設置工事やアフターサービスの質が異なることもあります。
一方、地元の販売店や工務店を通じた購入では、地域に密着したサービスが受けられるものの、価格は若干高めになる可能性が高いです。さらに、蓄電システムの種類や容量、追加機能の有無によっても価格が変動します。
例えば、災害時の非常用電源としての利用を考えた場合、大容量で高機能なシステムが必要となり、その分、初期費用が高額になることがあります。補助金制度を利用することで初期費用を抑えることができますが、申請手続きや条件に注意が必要です。
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蓄電池の設置費用は「購入費用」と「工事費用」に分けられる

蓄電池の設置費用は、大きく分けて「購入費用」と「工事費用」の2つの要素から構成されます。それぞれの費用について理解することで、蓄電池の導入にかかる総費用を正確に把握でき、計画的な導入が可能です。
◇ 購入費用
蓄電池の購入費用は、蓄電システム本体の価格を指します。システム本体の価格は、蓄電池の容量や性能、メーカーのブランド力によって大きく異なります。
一般的に、蓄電池の容量が大きくなるほど、初期費用は高額になりますが、より多くの電力を蓄えることができるため、用途に応じた選択が必要です。
また、リチウムイオン電池や鉛蓄電池など、使用される電池の種類によっても価格が変動します。さらに最近では、太陽光発電システムと連携できるハイブリッド型の蓄電池もありますが、ハイブリッド型は機能性が高い分、価格が高くなることがほとんどです。
◇工事費用
蓄電池を設置する際、工事費用は重要な要素となります。設置場所やシステムとの連携によって、工事内容や費用が異なるため、事前にしっかりと確認することが大切です。
工事費用は設置場所やシステム連携により変動し、複数の見積もりを取ることで、計画的に導入を進めることができます。購入費用と合わせて、全体の費用を把握しましょう。
- 工事費用は設置場所によって異なる
- 屋外設置の場合、耐久性や防水性を確保するための追加工事が必要
- 太陽光発電システムとの連携には配線工事やシステム調整も含まれる
- 工事費用は業者によって異なるため、複数の見積もりを取ることが推奨
- 蓄電池導入には購入費用と工事費用がかかる
- 初期費用の投資価値をしっかり検討し、計画的な導入を進めることが重要
蓄電池の導入には、購入費用と工事費用を合わせた総額を事前に把握し、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。長期的な電気代節約や災害時の電力確保のために、計画的な投資を行いましょう。
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蓄電池設置の流れとは?

画像出典:フォトAC
蓄電池の設置には、いくつかの重要なステップがあります。設置の各ステップを理解しておくことで、スムーズに導入を進めることが可能です。
◇事前調査
蓄電池設置の最初のステップは、事前調査です。事前調査では、設置場所の選定とともに、現地の環境条件や既存の電力システムとの整合性を確認します。
具体的には、家屋の構造や配線状況、太陽光発電システムとの連携の可否などをチェックし、設置スペースの広さや、通気性、防水性などの要素も考慮します。
さらに、必要な機器や配線の種類を特定し、設置にかかるコストの見積もりを作成することで、最適な設置プランが決定され、後の作業がスムーズに進む基盤を整えることが可能です。
◇基礎工事
事前調査が完了したら、次に基礎工事を行います。基礎工事では、蓄電池を設置するための基盤を準備します。
一般的に、蓄電池は屋外に設置されることが多いため、耐久性のある土台を作ることが必要です。コンクリートの基礎を打設したり、設置スペースの地面を整地したりする作業が含まれます。
◇配線工事
配線工事では、蓄電池を家屋の電力システムや太陽光発電システムと接続します。
具体的には、電力供給のための配線を蓄電池と分電盤に接続し、適切な配電が行われるように設定し、蓄電池が効率的に電力を蓄え、必要なときに供給できるよう、システム全体の動作確認も行わなければなりません。
特に、太陽光発電システムと連携する場合、発電した電力を効率的に蓄電池に蓄え、家庭内で使用できるようにするための設定が重要です。
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蓄電池の設置費用を抑えたいなら補助金を活用しよう

岐阜県で蓄電池を設置する際、高額な費用がかかるため、導入をためらう方も多いです。しかし、補助金制度を活用することで、設置費用を抑えることができます。
自治体や国が提供する補助金を利用することで、初期費用を軽減し、環境にも優しいエネルギー活用を実現できます。地域ごとの情報を確認し、補助金制度をうまく活用しましょう。
- 蓄電池の設置費用が高額なため、導入をためらう人が多い
- 補助金制度を活用することで、設置費用を大幅に軽減できる
- 補助金は環境負荷の軽減やエネルギーの自給自足促進が目的
- 自治体ごとに補助金内容が異なるため、地域の情報を確認することが重要
- 太陽光発電システムとの連携に対する補助金も提供されている
- 国の補助金制度として、「再生可能エネルギー導入促進事業」や「ゼロエネルギー住宅支援事業」がある
- 補助金申請には申請期間や条件があるため、早めの情報収集が必要
- 申請には指定された工事業者を利用することが条件の場合もある
岐阜県で蓄電池を導入する際、補助金制度を利用することで設置費用を軽減できます。申請の条件や期間に注意し、早めに情報を集めて、環境に優しいエネルギー活用を実現しましょう。
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太陽光発電・蓄電池の維持費

太陽光発電や家庭用蓄電池を長持ちさせるためには、定期的に点検や清掃を行わなければなりません。こうしたメンテナンス費用は、1kW当たり年間3,000円が相場だとされており、実際にかかる費用は3〜5kWで年間9000~15,000円程度と考えられます。
その他、設置してから10年を超えると、一部製品がメーカー保証を終えて寿命を迎え、交換を要する場合があります。設置時の支払いから初期費用を除いたぶんが再度かかりますので、あらかじめまとまった金額を用意しておきましょう。
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岐阜でおすすめの太陽光発電施工会社3選
太陽光発電・蓄電池の設置には、購入費用以外にも工事費用がかかります。ここでは、岐阜県内で太陽光発電・蓄電池の設置を検討されている方に向けて、おすすめの施工会社を3社ご紹介します。
◇安田建設株式会社

安田建設は、太陽光発電・蓄電池の提案・販売・施工の他、土木、建築、ドローンスクールなどの事業を手掛ける企業です。電力買取制度が出来た当初からいち早く太陽光発電・蓄電池の事業に参入し、10年以上に渡って、産業用太陽光発電で200件以上、住宅用太陽光発電で100件以上の実績を積み上げてきました。
会社名 | 安田建設株式会社 |
所在地 | 〒509-1221 岐阜県加茂郡白川町上佐見131 |
電話番号 | 0574-76-2046 |
公式ホームページ | https://yasudakensetsu-drone.com |
土木事業で培った技術力を活かした施工はもちろん、ドローンを活用したメンテナンス体制を整えており、メーカーから優良店として表彰された経歴を持っています。
安田建設株式会社について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
さらに詳しい情報は公式ホームページでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。
◇株式会社エネファント

エネファントは、太陽光発電や蓄電池の提案・販売・施工を中心に、小売電力業である「たじみ電力」、電気代が20年間無料になる「フリエネ」、ゼロカーボン・コンサルなど、幅広い事業を手掛ける企業です。
会社名 | 株式会社エネファント |
所在地 | 〒507-0812 岐阜県多治見市下沢町3丁目35-1 |
電話番号 | 0572-26-9336 |
公式ホームページ | https://enephant.co.jp/ |
提案からアフターフォローまで自社での一貫体制を整えており、5 年連続でPanasonic 東海地区販売1 位を獲得してきました。Panasonicの他、SHARPやKYOCERA、Canadian Solarなど、多くのメーカーの製品を取り扱っています。
株式会社エネファントについて詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
◇ELJソーラーコーポレーション株式会社

ELJソーラーコーポレーションは、太陽光発電・蓄電池の提案・販売・施工を中心に、電気自動車のV2Hシステム、リフォーム、外壁塗装などを手掛ける企業です。精密なシミュレーションに基づいた提案をしてくれるため、立地条件に適した太陽光発電・蓄電池の導入が見込めます。
会社名 | ELJソーラーコーポレーション株式会社 |
所在地 | 〒465-0045 愛知県名古屋市名東区姫若町1-1 KTCグループビル3F |
電話番号 | 052-703-2820 |
公式ホームページ | https://www.elj-solar.co.jp |
また、申請手続き無償サービスや施工保証、専属スタッフ、無償点検など、アフターフォローが充実しており、導入後も安心して使用を続けられます。
ELJソーラーコーポレーション株式会社について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
▼ELJソーラーコーポレーションは高精度のシミュレーションで発電量を予測
家庭用蓄電池の設置費用相場は、近年大きく変動しており、経済産業省のデータによれば、2022年度の家庭用蓄電システムの価格は11.7万円/kWhで、2019年度と比較して2.3万円/kWhの低下を示しています。ただし、これには工事費が含まれていないため、実際の設置費用はさらに増加します。
設置費用は「購入費用」と「工事費用」に分けられ、購入費用は蓄電池本体の価格で、容量や性能、使用される電池の種類によって異なります。工事費用は設置場所の工事内容によって異なり、耐久性や防水性を確保するための追加工事が必要な場合もあります。太陽光発電システムとの連携には配線工事やシステムの調整も含まれます。
蓄電池の設置費用を抑えるためには、補助金の活用が有効です。多くの自治体や国の補助金制度を利用することで、初期費用を大幅に軽減できる可能性があります。補助金を利用する際には申請のタイミングや条件に注意し、早めに情報収集を行い必要な書類を準備することが重要です。